阪神の小谷野栄一打撃チーフコーチ（４５）が１８日（日本時間１９日）、母校・創価大の後輩にあたるドラフト１位の立石を筆頭に、同２位・谷端（日大）、同３位・岡城（筑波大）といった大卒ルーキー野手たちへの全力サポートを誓った。

　大きな期待を背負って阪神に入団する大学の後輩。小谷野コーチは「まだどういう選手かは把握していないけど、いい選手だとは聞いている。すごく楽しみ」と、世代ナンバーワンスラッガーと会える日を心待ちにしている。

　立石らルーキーが、どのような選手なのか。コーチとして見極めることからスタートする。「まずは長所を存分に出してもらって」と、これまで通りのスタイルを見たい考え。その上で「僕らはそれ（長所）をさらに引き出せるように、サポートしていきたい」と選手個々へアドバイスを送っていく。

　２月のキャンプではユニホームに袖を通し、大勢の人たちの前でプレーをすることになる。多くの選手を指導してきた小谷野コーチは「緊張感がある中で、気を張り過ぎちゃう部分もあるから、ケガが怖い。ケガだけには気をつけてやってほしい」と心配も口にした。虎の黄金期を担う金の卵たちを焦らずじっくり育てていく。