阪神・及川 来季目標「被弾0」疲労で目立つ失投課題 筋力増で球速底上げへ
阪神が主催するファンクラブ会員限定イベント「クリスマスプレミアムパーティー2025」が13日、大阪市内で開催され、昼の部に及川雅貴投手(24)、木浪聖也内野手(31)、夜の部に岩崎優投手(34)、村上頌樹投手(27)が参加した。及川は来季の目標の一つに「被弾0」を掲げ、球速、球質をともに維持してシーズンを完走することを誓った。
若き鉄腕は聖夜を祝うパーティーで大きな誓いを立てた。来季の目標に掲げたのは「被弾0」だ。1軍登板がなかった1年目以外は毎年被弾しており、左腕は課題の一つに挙げた。
「ホームランを打たれるのは自分の失投だったり、間違って配球しちゃったりとかが絶対に絡んでくる。もちろん打たれない方が良い。(被弾したら)1点以上確定しているのがホームラン」
今季は2被弾。5月22日の巨人戦(甲子園)で1点リードの七回、代打ヘルナンデスにカットボールを捉えられた。8月19日の中日戦(京セラ)では2点リードの七回、岡林に右翼スタンドへの一発を浴びた。「その2本とも自分の失投に近い形だった。そこは課題」と失投を減らすことに目を向けた。
失投の原因は明確だ。今季は12球団最多の66登板。「疲労を感じてきてから、ストレートの球速が平均的に落ちてしまったことが分かりやすく出ていた」と振り返った。「質もしっかり求めつつ、スピードもある程度、維持して年間を戦っていけるように」。ウエートなどの取り組みで筋力を上げ、球速を底上げしていく。
この日は多くの虎党とふれ合い、刺激を受けた。「自分自身が楽しめた。ファンの方々も楽しんでいただけたらうれしいです」と笑顔。鍛え抜いた左腕で力を示す。
