阪神・藤川球児監督「課題は明白」 来季へ右のリリーフ育成と野手のバックアップ「育てる責任がある」

 阪神の藤川球児監督(45)が31日、大阪市内の阪神電鉄本社を訪れ、秦雅夫オーナー(68)にシーズン終了の報告を行った。その後、粟井一夫球団社長(61)とともに会見を開き、今シーズンを総括。来季に向け「課題は明白」と、補強ポイントを挙げた。

 就任1年目の今季は球団の新人監督として初のリーグ優勝に導いた。一方、日本シリーズではソフトバンクに1勝4敗で敗退。球団史上初のリーグ連覇を狙う来季に向け、「チームとして今持ってる課題は、右の速球派リリーフ投手たちの台頭が必要」とし、「今回のドラフトではない選手たちで、獲得してきた選手たちの成長を来シーズン、ファンの皆様にシーズンを通して見ていただけなければと思います」と話した。

 30日の第5戦では先発の村上が延長十回に登板。才木もベンチ入りして出番に備えていた。藤川監督は「昨日、最後のゲームで村上、才木がベンチ入りしていたところ。あそこに本当のプロフェッショナルで、チーム生え抜きの右のリリーフ育て上げる責任があると。まずはそこが1番です」とし、「それプラス野手の方に目を向けると、まだまだキャリアのないない選手たちがいます。生え抜きの選手のバックアップを、新たに作る必要があると考えています」と、中長期的な常勝チームを造り上げる覚悟を語った。

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