阪神がまさかの投壊で大敗 敵地の阪神ファンが沈黙 デュプランティエが来日最悪7失点KO 打線も二回以降は沈黙 大山悠輔の復調がカギに
「SMBC日本シリーズ2025、ソフトバンク10-1阪神」(26日、みずほペイペイドーム)
阪神が第2戦でソフトバンクに大敗を喫した。先発のジョン・デュプランティエ投手が1回2/3を7失点でKO。2番手の岩貞も山川に3ランを被弾するなど、2回までに9失点と投壊で一方的な展開になった。
助っ人にとっては8月9日のヤクルト戦(京セラドーム)以来の実戦マウンド。初回から苦しい投球になった。先頭の柳田、続く周東に連打を浴びていきなり無死一、二塁のピンチを招く。ここで柳町の初球、送りバントの構えからバットを引いたことで二塁走者の柳田を二、三塁間の挟殺プレーに持ち込んでタッチアウト。流れを断ったかに見えたが、ここで柳町を四球で歩かせた。
続く近藤は三振に仕留めたが、2死から栗原に右前適時打を浴びて同点。さらに山川にはカウント2-1からのストレートを捉えられ、右中間フェンス直撃の2点二塁打を浴びた。いきなり3点を失うと、二回も立ち上がりの兆しが見えない。
死から牧原大に四球を与えると、柳田の打席では二盗を決められた。2死から周東に左中間を真っ二つに破られる適時三塁打を浴び4失点目。さらに暴投で失点を重ねると、近藤に右翼線適時二塁打を浴びて大量6失点。ここで藤川監督がベンチを出て降板となった。
2番手の岩貞は栗原に死球後、山川に左中間へ特大の3ランを被弾。序盤の9失点で試合は一方的な展開になった。敵地に詰めかけた阪神ファンは静まりかえり、阪神投手の日本シリーズ1試合7失点は史上2番目のワースト記録。03年に中継ぎ登板した金沢が8失点しており、先発投手に限れば球団では最多失点となった。
一方、打線もソフトバンクの先発・上沢の前に苦戦した。初回、1死二、三塁で佐藤輝が2戦連続のタイムリーを放ったが、続く一、三塁の好機で大山が空振り三振。高寺も空振り三振に倒れ、追加点を奪うことができなかった。大山は第1戦でも4打数無安打。この日も快音が響かなかった。森下、佐藤輝の後ろに座る不動の5番打者。チーム浮沈のカギを握る男だけに、甲子園に場所を移す第3戦での復調が待たれる。
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