阪神・佐藤輝 CSに向けメジャーPSでモチベアップ! 11月の侍選出見送りもWBC入り熱望「もちろん!」
阪神の佐藤輝明内野手(26)が9日、MLBのポストシーズンでモチベーションを上げていることを明かした。15日からのCSファイナルSに向けたSGLスタジアムでの残留練習は打ち上げ、11日からフェニックス・リーグに合流予定だったが、悪天候が予想されるため見送り。実戦機会はなくなったが、目標の日本一と来年3月のWBCでの日本代表入りへ、闘志は全く消えていない。
4日間のSGLでの練習を終え、佐藤輝は精悍(せいかん)な顔つきをしていた。「しっかり動けたので、良かったかなと思います」。ケース打撃に加え、室内打撃などでみっちりと調整。あとは宮崎での2試合に出場して完璧に仕上げるはずだったが、予定変更となった。
11、12日は宮崎県で悪天候が予想され、近本と中野、森下、大山とともに宮崎入りを取りやめ。生きた球を見られる貴重な機会となるはずだったが、11日からは甲子園での調整となった。短期決戦に向けて、思わぬハプニングとなった。
公式戦は2日のヤクルト戦(甲子園)が最後。CSファイナルS・初戦の15日までは中12日となった。宮崎ではブルペンで投手の球を見るなどの工夫を施そうとしていたが、関西に残って目慣らし。とはいえ、集中力だけは切らさずに本番へと向かえば、大きな問題はないだろう。
ここ数日はMLBのポストシーズンに刺激をもらっているという。テレビなどで海の向こうのベースボールが放送されている時は「見ますよ、めっちゃ」とチェック。ドジャースには大谷翔平に同世代の山本由伸が在籍し、激戦を繰り広げる姿には自然と気持ちがたかぶるものだ。
「すごいプレーヤーがプレーしているのを見るのはおもしろいんじゃないですか。やっぱりモチベーションになりますね」
CS突破から、日本一という目標がある。そして、目指すべきものはもう一つ。来年3月のWBCで侍ジャパンの一員になることだ。8日に発表された、11月の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本-韓国」のメンバーは最終候補に入っていたが、選出は見送られた。
ただ、MLBで戦う猛者たちとWBCという最高峰の舞台で戦いたいかを問われると、迷わず即答。「もちろん!」。40本塁打、102打点のリーグ2冠の男が日の丸を背負わないのも不思議なこと。闘志は消えていなかった。
まずは、タテジマで結果を出すことが最優先。「うまくいってると思います」と、ここまでの調整は順調そのものだ。MLBのポストシーズンに負けない、熱く、震えるような試合を、佐藤輝が日本でも届ける。
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