阪神・才木 右足くるぶしに打球直撃で緊急降板も「骨とかではないので全然大丈夫です」
「ヤクルト3-2阪神」(22日、神宮球場)
阪神・才木浩人投手は痛む右足を引きずりながら、虎党の歓声が注ぐ左翼に向かった。高津監督ら心配するヤクルトナインにも、振り返って「大丈夫です」と笑顔のジェスチャー。六回途中、5安打2失点の降板も自責は0。防御率を1・55とし、また一歩、初タイトルに近づいた。
「ちょっと痛かったけど、少し腫れているくらいですね。骨とかではないので、全然大丈夫です」。全選手でファンに一礼後、ゆっくりと帰路を歩いた。アクシデントが起きたのは六回だ。無死二塁のピンチで4番・北村恵との対戦。1ストライクから2球目、スライダーを芯で捉えられた。
鋭いライナー性の打球が右くるぶし下に直撃。とっさに反転したがよけきれず、グラウンドに倒れ込んで痛がった。続投意思はあったがベンチ裏で治療中、藤川監督が「少しでも違和感があればやめておこう。自分たちは向かうところがある」と説得。一度はマウンドに戻ったが、投球練習中に降板を自己判断した。
試合後は五回の2失点を反省。糸原の悪送球から2点を失った場面に「1点で終われたらよかった。そこは反省したい」と、味方のミスをフォローできず悔やんだ。それでも初タイトルはほぼ手中。23日のDeNA戦はリーグ防御率2位で同1・71のケイが先発予定。才木はその結果次第で次回登板を判断するようだ。まずはCS、日本シリーズを控える中、フル回転すべく回復に専念する。
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