阪神・伊藤将 遠のくCS5番手 自己ワースト8失点KO「言うことないっすね」 8戦連続勝ち星なし

 「ヤクルト8-1阪神」(21日、神宮球場)

 断続的に降る雨が阪神・伊藤将の心もぬらした。「言うことないっすね」。うつむきながら帰路を歩く。自己ワーストの14安打&8失点、五回途中KOで3敗目。7月13日のヤクルト戦勝利後8戦続けて勝ち星がない。黄信号だったポストシーズン登板のアピール失敗。トンネルの先に光が見えない。

 初回、暴投と四球が絡んで2死一、三塁。ここはオスナを二ゴロに封じたが、ツバメ打線も立ち直る時間を待ってくれない。二回先頭の山田に1-1から3球目、内寄りの140キロ直球を狙われた。左翼スタンドに飛び込む一発で登板5試合連続の被弾。持ち前の制球力のズレが失点につながる。

 三、四回と粘ったが悪夢は五回だ。先頭・内山の安打から1死を挟み、4連打など打者一巡の猛攻を浴びる。最後は長岡にバント安打を決められ、ベンチの藤川監督もたまらず継投を決断。3日の中日戦から5失点、6失点、8失点。10日のDeNA戦から中10日の登板で、修正した姿を見せることができなかった。

 課題に挙げてきた直球は「コースにはしっかりといっていた。そこはよかった」と、収穫も語ったが表情は晴れない。今季最後の大勝負となるポストシーズン登板。村上、大竹、才木は確定で高橋も有力。5、6番手の枠をデュプランティエ、ネルソン、早川らと争う中、結果として崖っぷちからのアピールに失敗した。

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