阪神・原口は「見習うところばかり」平田2軍監督が称賛する姿勢 ベンチから誰よりも声を出し
「巨人11-10阪神」(13日、東京ドーム)
執念の一打でチームを勢い付けた。阪神は九回逆転サヨナラ負けを喫し、今季最後の伝統の一戦を白星で飾れなかった。乱打戦となった中、原口文仁内野手(33)が五回に代打の代打として今季初安打をマーク。一時同点に追い付く適時打で、一挙7得点を呼び込んだ。負けられないCSファイナルSに向け、経験豊富なベテランが戦線に帰ってきた。
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今季は2軍でもベンチスタートの日が多い苦しいシーズンを送った。それでも原口は「日々を無駄にしないようにやるだけ」と腐らなかった。ベンチから誰よりも声を出して、選手を鼓舞した。
「環境は関係ないし、声出しとかは意識しなくても出せなければいけない。こういう習慣は染み込むものなんです」。ベンチから戦う姿勢を見せ続けた。平田2軍監督もベテランの姿を称賛する。「あの姿勢は見習うところばかり。残留でかなり打ち込んでいた」。黙々と頼もしい背中を見せた。
この日は東京ドームで値千金の一打を放った。それでも原口にとって特別な球場は甲子園だ。「甲子園はね、たくさんお客さんが入ってすごい盛り上がりの中で野球ができる。それがすごく幸せ」。次は聖地で最高の一打を放つ。(デイリースポーツ阪神担当・河西俊輔)
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