巨人から現役ドラフト加入の阪神・畠 1回0封虎デビュー 122試合目、15球新たな船出「もっと頑張っていきたい」

 「中日5-2阪神」(3日、バンテリンドーム)

 試合後の阪神・畠は少しホッとした表情を見せた。昨年の現役ドラフトで巨人から加入。経験豊富な右腕が新天地で復活を誓った中、右手中指のコンディション不良で出遅れた。シーズン122試合目の移籍初登板。全15球、中日の中軸を三者凡退に抑えて再出発を遂げた。

 「やっぱり緊張はしました。自分にとって開幕だったので、ストライクが入るか不安でしたね」 出番は七回。3点ビハインドだった。中日打線も勢いづく中で中軸と対戦。まず田中を三ゴロに封じると、上林は直球で遊ゴロに打ち取った。最後は前打席で3ランを放った細川と対し、外角のスライダーで右飛に抑えた。最速150キロ。この試合、初めての三者凡退で試合を落ち着かせた。

 8月31日の巨人戦(甲子園)で初昇格した。今季のレギュラーシーズン、甲子園では最後のTG戦。藤川監督は練習を眺めながら「間に合って良かった」とほほえんだ。「一番欲しかった選手」と現役ドラフトで指名。アクシデントこそあったが、巨人戦での合流プランを温めていた。粋な計らいからの再スタートで歩みは力強さを増した。

 シーズンは残り21試合で優勝マジックは「6」。経験豊富な右腕は役割を理解している。「中継ぎなので与えられたところで投げるだけです。そこに合わせてしっかり準備していきたい。もっと頑張っていきたいです」と畠。チームの貴重な1ピースとして、全力で腕を振ると心に決めている。

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