阪神・畠 リハビリ組脱却!満面笑みの4戦連続0封 平田2軍監督「1軍の中継ぎも十分争える」

 1回を無失点に抑えた畠(撮影・立川洋一郎)
 ノックを受けて送球する畠(撮影・立川洋一郎)
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 「ウエスタン、阪神3-2広島」(23日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 最後の打者を打ち取ると、阪神・畠世周投手は満面の笑みでベンチに向かった。スコアボードにゼロを刻んで復活への足取りを示した。

 1点リードの七回に登板。前夜に続く連投も「昨日より体の感じが良かった。体が動いている」と影響はなかった。先頭に四球を与えたが、続く仲田を遊ゴロ併殺に仕留めた。中村貴には左前打を浴びたが山足を右邪飛に仕留めた。出塁を許しても冷静に腕を振った。

 22日の登板でも1回1安打無失点に抑え、14日のウエスタン・中日戦で復帰してから4試合連続無失点と着実に状態を上げている。

 平田2軍監督は「故障者からはもうクリア」とリハビリ組を外れたことを明言。「1軍の中継ぎも十分争える力を持っているピッチャー」とシーズン終盤で1軍の戦力となることを期待した。

 「ケガ明けということで、一番大事なのは体が動くこと。そこから技術のことになっていけたら」と畠。右手中指のコンディション不良を克服して、さらなる高みを目指す。「若い選手よりいい成績(を残す)とか。『使わないと』と思わせないと」。背水の覚悟ではい上がっていく。

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