西勇、高橋、桐敷、原口、小幡~阪神2軍調整選手の現在地 長期離脱メンバーに明るい兆し

 開幕からまもなく2カ月、首位を走る猛虎だが、本来は1軍で輝くべき戦力の離脱も少なくない。先発では西勇輝投手(34)、高橋遥人投手(29)、リリーフではハビー・ゲラ投手(29)、野手では原口文仁内野手(33)、小幡竜平内野手(24)らがコンディション不良などにより2軍調整中。チームのさらなる上がり目となるべく調整を続ける実績組、復活組の現在地を探った。

 鉄壁とみられてきた猛虎のリリーフ陣はリーグトップの救援防御率1・75を誇り、きっちり責務を果たしてはいるが、ここに来て“手薄感”が漂っている。ドラフト3位・木下(KMGホールディングス)と椎葉がそろってプロ初昇格したが、いまだ登板なし。桐敷、島本、漆原、ゲラといった実績組の不在が影を落としている。

 ゲラは25日のウエスタン・ソフトバンク戦で1回2失点。平田2軍監督は「もっと奮起しなきゃいかんね」と顔をしかめ、本来の姿を取り戻すにはまだまだ時間を要しそうだ。コンディション不良の島本、漆原はリハビリを進めており、まずは実戦復帰を目指す。新戦力としてリリーフ起用の方針だった畠も指の負傷により、4月3日のウエスタン・広島戦を緊急降板後、実戦復帰には至っていない。

 先発陣では西勇。今季の1軍登板は4月12日・中日戦のみ。その後は2軍でも実戦登板から遠ざかっているが、「プラスになることしかしてないですよ。細かなところを精査するのに、いい時間」と若虎に交じっての練習に精を出している。

 野手に目を向けると、左下肢の軽度の筋挫傷を発症した小幡は、すでに打撃練習を本格的に再開。今後は左足の状態を確認しながら守備や走塁に取り組むことになる。原口は試合だけでなく、残留練習でも懸命にバットを振り込んでいる。

 長期離脱メンバーには今季中の復帰へ向けて、明るい兆しが見え始めた。

 昨年11月に左腕の手術を受けた高橋はコンスタントにブルペン入り。トミー・ジョン手術からの復帰を目指す下村も先月、術後初めて捕手を座らせてのブルペン投球をこなして、「球数をどんどん増やしていければ」と意欲。シーズン終盤で覇権奪還の切り札となるために、復活ロードを順調に進んでいる。

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