阪神 盤石リリーフ陣!及川-石井-桐敷0封リレー 岩崎温存で今季23回目完封勝利
「阪神5-0広島」(30日、甲子園球場)
阪神は安定感抜群のリリーフ陣が流れを呼び込んだ。味方が2点目を追加した直後の七回、まずは及川が流れを途絶えさせなかった。先頭の代打・二俣を遊ゴロ。秋山は左飛に打ち取ると、最後はフルカウントから羽月を空振り三振に。4試合連続三者凡退と好投が続いていることには「あんまり良くない時も良くないなりのピッチングができている」と分析した。
石井はピンチを背負っても冷静だった。2点リードの八回、小園を左飛、ファビアンを遊ゴロに。しかし続く坂倉に右中間への二塁打を献上し、2死二塁。ここでこの日2安打1四球の末包を迎えたが、「いつもと変わらず」と落ち着いていた。
2球であっさり追い込むと、4球目の直球で右飛に打ち取り無失点に。「0が正義なんで」と涼しい顔で振り返った。リーグ単独3位の33試合連続無失点に記録も伸ばしたが「めちゃくちゃどうでもいいっすね。また明日勝てるように」と笑った。
5点リードとなった九回は桐敷がマウンドに。矢野を二ゴロ、林を三ゴロとすると、最後は代打・モンテロから直球で空振り三振を奪い、しっかり締めくくった。「ザキさん(岩崎)を休ませることができた」と納得顔。マジック39の点灯にも「変わらず自分たちの野球というか自分の投球をすればいいと思うので、普段通りやっていければ」と慢心はない。ブルペン陣も束となって、歓喜の秋への大きな原動力となっていく。
◆今季23回目の完封勝利 村上-及川-石井-桐敷とつないで、チームとして今季23回目の無失点勝利。1970年に22完封(130試合)を記録していたが、55年ぶりにこの数字を更新した。なお、2リーグ分立以後の1950年以降、チーム完封勝利の最多記録は1965年の32完封(140試合)。
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