阪神・藤川監督 豊田の途中交代に言及「全体に対するメッセージ」「豊田はまたこの壁を突破していかなきゃいけない」

 「阪神5-2ヤクルト」(12日、甲子園球場)

 阪神がヤクルトに逆転勝利し、両リーグ最速で50勝に到達した。

 小幡の右前適時打が決勝打。先発のデュプランティエは7回5安打2失点で6勝目(3敗)を手にした。

 前日に11連勝が止まったが、悪い流れは引きずらず勝利。藤川監督は四回に2点の先制を許した試合を「昨日のゲームから連勝が止まって、チームとしての揺れ動きといいますか、それがゲームの中に出ていたと思いますね」と振り返った。

 流れがどちらに向かうか分からない「揺れ動き」は、逆転に成功した四回にもみられた。大山、小幡の適時打で逆転後、豊田の走塁ミスで攻撃が終了。三走・大山が三本間で挟まれている間に二塁を狙ったが、判断が悪く、アウトとなってしまった。

 直後、藤川監督は厳しい采配を見せ、五回の守備から豊田に代えて左翼に島田を入れた。

 この采配について指揮官は「まあ豊田に限らずですね。これは現状での阪神タイガースでプレーしていく上では、豊田でそのプレーが起こるということは、ファームにいる選手たちというのは全員に起こりえるというところですから。みんなはそれが、全選手ですね、自分に置き換えて常にやれているかどうかということですよね。それは、チームとして私は受け止めるし、全体に対するそういうメッセージになると思いますけど」と言及。首位独走も、先を見据えてしっかりとチーム全体を引き締めた。

 一方、豊田へのフォローも欠かさずに「豊田はまた、この壁を突破していかなきゃいけないし、そこまでは来たけどはね返されたわけでね。また立ち上がってね、はね返すというのが、本当のプロフェッショナルになる道筋ですからね。頑張ってほしいなと思いますけどね」と、前向きなメッセージも送った。

 1軍の出場機会も増えつつある、4年目の28歳。豊田は試合後、「ミスしないように、しっかりやらないといけない」と反省した。

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