阪神・大山「その中でも反省があります」と自ら切り出し、途中交代の豊田に全責任を押しつけず「もうひと粘りできなかった。僕の責任でもある」

 4回、豊田の遊撃への打球で三本間に挟まれタッチアウトになる大山(中央)=撮影・西田忠信
 4回、二塁でアウトになる豊田(撮影・飯室逸平)
 4回、遊ゴロを放った豊田は三走・大山が挟殺される間に二進を試みるも、タッチアウトとなる(撮影・北村雅宏)
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 「阪神5-2ヤクルト」(12日、甲子園球場)

 阪神の大山悠輔内野手が走塁ミスで途中交代となった、豊田寛外野手に全責任を押しつけず、自身の走塁についても反省した。

 四回に大山の同点打と小幡の勝ち越し打が飛び出し、なおも1死二、三塁。ここで豊田は遊ゴロを打った。三走の大山は挟殺プレーでタッチアウト。二塁への進塁を狙った豊田もタッチアウトになった。

 藤川監督はここで交代を決断。島田を左翼で起用した。試合後には「豊田はまた、この壁を突破していかなきゃいけないし、そこまでは来たけどはね返されたわけでね。また立ち上がってね、はね返すというのが、本当のプロフェッショナルになる道筋ですからね。頑張ってほしいなと思いますけどね」とメッセージを送った。

 ただ、大山は試合後の取材でチームの勝利を喜んだ後、自ら「その中でも反省があります」と切り出した。「僕が挟まれて、もうひと粘りできなかった。それによって寛がアウトになってしまった。それは僕の責任でもあるので、申し訳ない」と後輩に全ての責任を押しつけなかった。

 チームの好調の要因ともいえる、ナインの関係性。「勝って反省できるのはそういうことだと思う。あれは話し合っていかなければいけない。その中で明日試合があるので、しっかり反省してやっていきたい」と次戦を見据えた。

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