阪神育成・アルナエスが来日1号 勝利導き「めちゃくちゃうれしい」7月末に支配下登録期限も「今は意識していないよ」
「ウエスタン、阪神1-0くふうハヤテ」(4日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
勤勉な助っ人が特大弾で3番起用に応えた。阪神育成・ジーン・アルナエスが来日後初となる本塁打を放ち、勝利に導いた。プロ1号に「正直めちゃくちゃうれしい。1番うれしいのはチームの勝利に貢献できたこと」と声を弾ませた。
両軍無得点の七回先頭だった。そこまでチームは2安打に抑え込まれていた中、初球の速球を捉えた。「あのボールを狙っていた。打てて良かったよ」。左翼ポール際へ高く上がった打球はスタンドへそのまま吸い込まれ、場内は大歓声に包まれた。アルナエスは打った瞬間、本塁打を確信。打球の行方を見守り、本塁打が宣告されるとゆっくりと歩き出し、ダイヤモンドを一周した。
平田2軍監督は「ジーンだけ。1人攻撃」と虎の子の1点をたたき出した助っ人を賞賛。7月末に支配下登録期限が迫る中での特大弾にも、アルナエスは「そういう目標はあるけど今は意識していないよ」と冷静に語った。
この日はかつての阪神2軍の復刻ユニホームを身にまとった「ジャガーズデー」。試合後のあいさつでは「ジャガーズ最高!」と日本語であいさつする勤勉さも見せた。第1号を皮切りに真価を発揮していく。
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