阪神・平田2軍監督 木浪を評価「目立たないところでも自己犠牲をしっかりしてる。すごく木浪らしい」【一問一答】
「ウエスタン、阪神6-0中日」(27日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
阪神は中日に快勝した。先発のビーズリーは6回1安打無失点の好投。打線は井上の右犠飛で先制。その後は四回に藤田の適時打。六回には木浪と再び藤田の適時打。八回には原口に2点適時二塁打が飛び出すなど、投打がかみ合った。
平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-ビーズリーが六回無失点の好投を見せた。
「藤田に助けられたな。粘りながら、今日はちょっとコントロールが良くはなかったけど、結果はゼロで抑えてる。6回ね。そういうところでは藤田が2つの盗塁を完璧に刺してくれたっていうところが、ビーズを立ち直らせたっていうか。もう今日は攻守にわたって藤田だよ。それでビーズはしっかり0点で、ずっとこういう結果。この前初回に2点取られたけど、今日はしっかり中田翔も抑えたし、その辺は粘りは粘り強く投げてたと思うよ」
-三振も8つ奪った。
「そやねん。これで今日はちょっと、コントロール悪かったなっていうぐらいね。ほんとは普通に良いんだけど、ちょっとトップバッターにフォアボール出したりっていうとこだけの問題だな」
-ビーズリーはクイックの速さに課題があった。
「ようクイックもしてたよ。ケースバイケースで、ここはクイックいらないなっていう時には、バッター集中で足をちょっと上げたりもしてたし。やっぱ盗塁2つ刺すということはね、いいランナーなんで。ドラゴンズは今、ウエスタンでは1番走ってるチーム。そこで2つとも刺したってことは、藤田はもちろん好送球だけど、ビーズのクイックもある程度1・2(秒台)前半で投げられるようにタイム的にもなってきてるし、こうやってクイックすることで自分が招いたピンチをキャッチャーが防いでくれるっちゅうことをビーズもわかってくれればね、もっとクイックに興味を持ってくれるんじゃないかな」
-藤田は残留の成果を見せた。
「この前の名古屋ぐらいから、バッティングの方も、彼本来の、コースに逆らわず打ち分けるという、元々ねバッティングは良かったんだけど、やっぱり嶋村や町田が入ってきて、出場回数が減ってきてね。ちょっと大事に行こうとしてるところがあったけど、ビーズが藤田にもうに被ってほしいという絶大の信頼があるわけや。ビーズはいつも藤田に助けられてるという、リード面にしても。ということで、もう藤田の時には結果を残したいんでね。ビーズも。藤田に受けてほしいという要望もあるんでね」
-木浪が降格後初適時打を放った。
「タイムリーもだけど、勝負強さももちろんだけど、やっぱり進塁打してほしい時に、ファーストゴロしっかり打って、井上の犠牲フライとかね。目立たないところでも自己犠牲をしっかりしてるっていうところはね、すごく木浪らしいというかな。そういうところはしっかり若いやつの見本になってくれてるよ」
-井上は久しぶりのスタメン出場。
「4番。やっぱここは残留で1週間ね、こっちで頑張って打ち込んでたわけなんで、犠牲フライとデッドボールはあったけど。ちょっと雰囲気ね、彼もそういう、みんな今競争してるとこなんでね。今日はヒットは出てないけど。そういった意味では犠牲フライも打ったし。そういうバッターボックスでの姿勢っていうか、初球からどんどん振っていってたしね。いいと思いますよ」
-原口が代打で適時二塁打と結果を出した。
「ここんとこのね、調子上がってきた。2本のヒットより、ライトにあんだけ強い打球、今まで打ち方ね、ちょっといろんなことして、右方向には死んだ打球、擦った打球しか行ってなかった。昨日、今年初めてライトに完全に捕まえた打球。ヘッドの効いたあれ、逆(方向)じゃなかったら、外野の頭越してるよ。あれで状態が良くなったというね、ああいう左中間とかレフトに打つのは、元々ちょっとずつ良くなってきてたけど、逆風にあんだけカチンと、昨日、『今年は初めてやな』っていう話を原口としましたけど。ちょっと状態ね(上がってきた)ちょっとじゃないな、かなり上がってきたよ」
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