阪神・佐藤輝 交流戦キング6発!自信深めた18戦 金本氏から45発指令「頑張りたいですね」
「阪神1-3ソフトバンク」(22日、甲子園球場)
交流戦も猛虎打線の中心には阪神・佐藤輝がいた。8勝10敗と苦しんだのは事実。でも、それ以上に虎の4番がバットで熱くしてくれた。この日も攻撃で虎党のボルテージを最高潮にさせたのは若き主砲の一打。「良かったです」。短い言葉ではあったが、18試合の戦いに収穫はあった。
2点を先制された直後の四回2死一塁。松本晴の149キロ高め直球を左翼線にはじき返した。強烈な打球が高く弾み、左翼・石塚が後逸。打点こそつかなかったが、一走の森下を本塁に生還させた。
交流戦は日本ハムとの最初の3連戦で3発の大暴れで通算100号に到達。オリックス、西武相手にも一発を放ち、3カード連続で快音を響かせた。6本塁打は1試合を残すロッテ・山本に1本差をつけてのホームランキング。「それもプラスに捉えて、また神宮から頑張ります」。大きな自信をつけ、リーグ戦の再開へと向かうことができる。
試合前には球団OBの金本知憲氏がレジェンズデーで来場。本塁打王を期待され、45本塁打も夢ではないと激励された。それを伝え聞くと「頑張りたいですね」と呼応。すでに19号を記録していて、2年ぶりの20号、そしてキャリア初の30号と伸ばしていきたい。
北海道から始まり、埼玉と仙台での6連戦も経験した。「移動とか、やっぱり大変だった」。今季初の7連敗を喫するなど、目に見えない疲労もあったようだ。「みんな思ってる以上に疲れていると思う。休む時は休んで、また頑張りたいと思います」。4日間の休養を挟み、27日からは最下位のヤクルトと戦う。
当然、休んでばかりではいられない。体の疲労は取りながら、頭の整理をできる時間でもある。「ちょっと間あるんで、また調整をして、神宮から頑張りたい」。リーグ優勝を目指して、チーム一丸で戦っていく。個人としては、本塁打王も夢の一つ。交流戦だけで終わらず、セ・リーグのホームランキングになって優勝へ導く。
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