阪神・デュプランティエ“宝物”に刻まれる日本語 記念球に三石国際スカウトの字
「阪神2-0ロッテ」(19日、甲子園球場)
虎が勢いを取り戻した。阪神はジョン・デュプランティエ投手(30)が6連続を含む12奪三振で来日初完封勝利を飾った。球団外国人投手の来日1年目での完封勝利は2002年ムーア以来の快挙。チームは連勝で3カードぶりの勝ち越しで交流戦を7勝8敗とした。
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5月3日のヤクルト戦(甲子園)で来日初勝利を挙げて、来日初安打もマークしたデュプランティエ。手元にある2つの記念球には、日本語でチーム名や「4安打3三振0失点」、「2ボール1スト センター前ヒット」などの状況が記されている。“字の主”は担当の三石国際スカウトだ。
「日本にいるので日本語の方が絶対いいと思ったんだ。すごい幸せなことだし、自分をスカウトしてくれた人のために、という思いもあった。自宅に飾って、『コレは日本での初勝利のもので、初ヒットのもあるんだ』って自慢するよ」。アメリカの自宅にある保管ケースには、メジャーでの初勝利、初ヒット、初奪三振、初セーブの記念球が並んでいるという。
「大きいケースなのでいっぱいボールを飾れるんだけど、全然埋まってないんだよ」。来日初完封のウイニングボールも間違いなくコレクションに加わるはず。デュプランティエの誇らしい“宝物”がどんどん増えていくのが楽しみだ。(デイリースポーツ・丸尾匠)
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