阪神・原口が貫禄マルチ アピール合戦へ覚悟示す「若い子は必死。負けないように」
「練習試合、阪神0-11広島」(16日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
貫禄の存在感を示した。「具志川組」から参戦した阪神の原口文仁内野手(32)が「6番・DH」で2打数2安打といきなり“全開モード”。「いいカウントで、しっかり手出しできて、自分のスイングをできた」と納得の表情を浮かべた。
二回2死。2ボールからの3球目だった。ファーストストライクを捉えて左翼線二塁打を放った。「まずはしっかり真っすぐを打つ」と狙いを定めて対応。オフシーズンでも強度を落とさず練習を続け、波の少ないコンディションを維持したことが結果につながった。
四回には遠藤の外角に動く変化球を右前にしぶとく落としてマルチ安打。「当たりは良くなかった」と振り返ったが、「自分のスイング」を遂行し、満足げに笑みを浮かべた。8日の紅白戦は「5番・一塁」で出場し、左翼フェンス直撃の二塁打を放つなど、好調な滑り出しを見せている。
16年目のシーズンへ、目標は1年間スタメンで出場すること。「このタイミングで試合に出るということはそういうこと」とアピール合戦への覚悟を示した。「若い子はすごく必死になってきている。僕も負けないように結果や内容を求めて開幕に向けてやっていきたい」。来月には33歳を迎えるベテランの意地で、若虎との競争に打ち勝つ。
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