阪神・茨木秀俊投手（１９）が２９日、初の１軍春季キャンプに向けて、先乗り合同自主トレ初日からブルペンに入った。藤田が構えるミットへ、スライダーとカーブも交えた２１球。「傾斜を確かめたかったので、入りました。ぼちぼちでした」と投球内容を振り返りつつ、「納得がいくときは体重移動がしっかりできて、軽く投げていても力がしっかり伝わってるような感じがしました」と好感触を示した。

　同期入団の門別とともに、自主トレ参加最年少の高卒２年目。先輩に囲まれて汗を流し、「緊張感ある中で一日やれました」と充実感を漂わせる。「これからプロとしてやっていく中でプラスになることばかりだと思う。先輩たちの行動だったり、私生活の部分をしっかりと観察しながら、いいところは盗んでいきたい」。宜野座で過ごす日々が、飛躍への糧になると確信している。

　練習開始前には、仲野トレーナーが「茨木、なんかある？」と声出しを指名。「１月２２日に免許を取りました！！」と返して笑いを誘った。まだドライブにも出かけていないというが、「いずれは、いい車に乗りたいと思います」とニンマリだ。プロ野球選手としての若葉マークが外れる今季。２年目のブレークで昇給をかなえた先に、マイカー購入の夢計画を思い描く。