阪神V ベンチで点を取った岡田野球 四球数激増358→452 犠飛リーグ最多44 チーム打率セ3位もトップ504得点

 8月22日の中日戦、延長10回に大山のサヨナラ打を呼ぶ四球を選んだ森下
 優勝を決めた14日の巨人戦で先制犠飛を放つ大山
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 阪神が18年ぶり6度目のリーグ制覇を達成した。今季から2度目の指揮を執る岡田彰布監督(65)の目指す野球が浸透し、2位以下を大きく引き離してゴールテープを切った。岡田野球を6回にわたってひもといていく。第1回は四球、犠飛が大幅に増えた攻撃編。(数字は15日現在)

  ◇  ◇

 総力戦を制した試合後、岡田監督は感慨深そうに言った。「延長なってボール球を見極めた時が一番声出るなあ、ベンチが。シーズンの最初よりも」。8月22日・中日戦(京セラ)。3-3の延長十回2死満塁から大山の左前打で試合を決めた一戦だ。岡田監督が勝因に挙げたのは直前にチャンスを広げた中野、森下の四球だった。

 今季の虎を象徴するのが四球数の激増だ。昨季の358個からここまでリーグ最多の456個。「ヒット1本打って、四球1個選んだら首位打者やで」。岡田監督は昨秋キャンプから打撃の神様・川上哲治氏の教えを例に、四球の価値、重要性をコンコンと説いてきた。開幕前には球団に掛け合い、四球の査定ポイントをアップさせている。

 「2ストライクになっても、ストライクゾーンは変わらない」。シンプルに打席での考え方も伝授することで選手の意識は大きく変化した。昨季の18四球から倍以上となる53四球を選ぶ中野は言う。

 「開幕前、『四球の大事さ』という言葉が監督の口からありました。今年は四球への意識がチーム全体で高く持っているから数も増えている。選手が監督の考えを理解できているのかなと思います」

 四球数に加えて目を見張るのが、犠飛数の多さだ。出塁率がアップすれば、得点機も増す。44犠飛はリーグトップ。優勝を決めた9月14日・巨人戦(甲子園)の決勝点も犠飛だった。「ベンチで点を取る」。就任と同時に岡田監督が宣言したように、選手頼みの野球から脱却。この試合も0-0の六回1死一塁から森下が左前打。エンドランで一、三塁に好機を拡大させ大山の中犠飛を呼び込んだ。

 チーム打率はリーグ2位の・248で509得点はトップ。優勝インタビューで岡田監督は「みんなが適材適所、みんながその打順で仕事をした」とたたえ、打順の固定を要因に挙げた。完封負けの数は球団ワースト26を記録した昨季から12に半減。岡田の考えの注入により、虎は劇的に生まれ変わった。

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