阪神は２５日、ドラフト２位指名した門別啓人投手（東海大札幌）に札幌市内の同校で指名あいさつを行った。畑山統括スカウト、葛西スカウトが出席した。

　門別は「あいさつしていただいて、自分がプロ野球選手になれたんだなという実感が一番ありました」と喜び。「（スカウトらから）今は焦らず体を作って、この先１軍で活躍できるようにゆっくりやっていこうと言っていただいたので、自分も一から体作りをして、リラックスしてやっていこうと思いました」と地道に努力をしていく。

　東海大札幌でも着てきたタテジマ。「愛着があって、もう一度タテジマを着れることをすごくありがたく思っていますし、高校では行けなかったので、甲子園という舞台でタテジマを着て活躍したい」と誓った。

　また「高校最後に使っていたグローブが黄色なので。これからも黄色いグローブを使っていきたい」と、阪神のチームカラーである黄色にも愛着がある。

　関西に行くのは初めて。「たこ焼きが好きなので食べに行きたい」と心躍らせ、「関西弁にならないように北海道弁を貫き通したい」とお茶目に笑った。

　ドラ４・茨木も北海道出身。「心強いですし、右左で阪神のエースになれるように」と共闘宣言も。

　球団からは本格派左腕として期待されている。系列である東海大ＯＢで元阪神の上田次朗氏を目標に挙げ「左ピッチャーとして球団から自分の名前が挙がるように。日本代表できるような左ピッチャーに」と決意を述べた。

　会場には虎党のタレント・松村邦洋からお花が。「すごくうれしいです。松村さんのビートたけしのものまねくらいインパクトのあるピッチングを」とユーモアたっぷりに締めくくった。