阪神が球団ワーストの開幕5連敗 95年以来27年ぶりの屈辱 打線組み替え実らず

 8回、大山の送球が大きく逸れ、追加点を許す(撮影・飯室逸平)
 6回、ピンチとなりマウンドに集まって話し込む伊藤将と坂本ら野手陣(撮影・田中太一)
 ベンチで戦況を見守る矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 「広島8-3阪神」(30日、マツダスタジアム)

 矢野阪神が逆転負けを喫し、1995年以来27年ぶりとなる開幕5連敗で球団ワーストに並んだ。

 五回にロハスが左中間へ今季1号ソロを放ち、先制したが、六回に暗転した。

 それまで粘り強く投げて無失点に抑えていた先発の伊藤将が、2死一、二塁から坂倉に一塁強襲適時打を浴び、続く会沢にも右前へ勝ち越し適時打を許す。さらに末包のゴロを遊撃・中野がトンネルする適時失策。大事な場面で今季チーム初失策が出て、この回3失点で試合をひっくり返された。

 七回にも3点を追加され、伊藤将は6回1/3を9安打6失点で降板。八回には3番手の小野が大山の失策が絡んで2点を失い、突き放された。

 打線は攻撃力アップを狙って5番に大山、6番にロハスを入れるなど組み替えたが、広島先発の床田を攻略できなかった。

 開幕5連敗は95年以来。就任6年目の中村勝広監督が指揮を執ったこのシーズンは春先からチーム状態が上がらず、最終的に首位・ヤクルトと36ゲーム差の最下位に沈んだ。

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