阪神・島田“新相棒”バット&スパイクで定位置獲る 「最初から最後までアピール」
阪神・島田海吏外野手(25)が長さの異なる4種類のバットを宜野座キャンプに持参する計画を立てている。「85センチが基本のバットですが、83・5センチ、84センチ、85・5センチの4種類で材質はメープル」と明かしたが、そこには明確な意図があった。
「去年は相手投手に合わせて2種類でバットを変えていた。今回、4種類に変えてみてどのような対応ができるかをキャンプで試しながらやりたいので」
昨季は剛速球を投げる投手に対し、85センチより短いバットを使用し「コンパクトに打つイメージへ変えていた」と工夫を凝らしていたという。バットの形状自体は同じだというが、ミリやセンチ単位で長さが変わるだけでも操作性はかなり違うそうだ。
「この投手なら、この速さなら、この長さでいけるかな?とかですね。今は試している段階の感じですが、シーズンが始まるまでにバットの見極めができたら」
快足自慢の島田は、昨季終盤からスパイクも改良させた。ミズノ社からこれまでよりも軽量性に優れたスパイクを提供され「0・1秒から0・2秒違う。すごい差」とスピードアップを実感。「今年からメインで使う」と走塁術向上に生かす。
オフは高タンパクの馬刺しと白米を食べ、72キロから76キロと4キロの増量にも成功した。鳴尾浜で自主トレ後、宜野座キャンプに向け「結果を出さないとレギュラーは取れない。最初から最後までアピールに尽きると思う」。“新相棒”のバット、スパイクを使いこなし、外野の一角を奪い取る。