阪神・中野、早期1軍復帰に意欲 矢野監督“愛のムチ”に発奮

 「下肢のコンディション不良」で春季キャンプ2軍スタートが決まった阪神・中野拓夢内野手(25)が23日、早期の1軍復帰に意欲を示した。プロ2年目はスタートで出遅れることとなったが、まずはケガを治して早い段階で1軍に合流し、昨季のように正遊撃手の座をつかみ取る。

 まだ盤石のレギュラーでないことを理解しているだけに、現状がもどかしい。1軍キャンプメンバーから漏れた中野は「スタートが出遅れている。早く(1軍に)呼んでもらえるように自分の体をマックスまで上げて、何とか早く合流できるように頑張っていきたいなって思います」と決意をにじませた。

 ルーキーイヤーの昨季は135試合で打率・273、1本塁打、36打点をマーク。30盗塁を決めて盗塁王に輝いた。さらなる飛躍へ向けて秋季練習で鍛錬を積んでいたが、走塁練習中に負傷し「下肢のコンディション不良」と診断されていた。

 そこから約2か月たち、中野自身の感覚として「10割くらいまで走れています」と完治に近い状態ではある。だが、矢野監督は21日の合同スタッフ会議後に「大事を取って?いやいや、拓夢(中野)だってポジションを空けて待つ選手じゃない。ケガをしたのであれば、それはこの世界、出られない。もう一回奪い取らないとダメ」と2軍キャンプスタートの意図を説明。奮起を促すとともに、1軍には遠藤、高寺を招集して競争をあおった。

 中野は指揮官の言葉に気持ちを奮い立たせた。「焦ってやってしまったら、今までやってきたことが台無しになってしまうというのもあると思う。開幕に間に合わないっていう状態になってしまうので」と再発には細心の注意を払う考え。その上で「なるべく早く1軍に合流できないとアピールするチャンスもなかなかないと思う」と、早い段階での1軍合流を目指していく。

 この日は鳴尾浜で自主トレを行い、キャッチボールやノック、室内練習場での打撃練習で汗を流した。17年ぶりのリーグ優勝、日本一に向けて必要不可欠な背番号51。ライバルに後れを取る形となったが、まずはケガを完治させ巻き返していく。

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