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阪神・矢野監督 スアレス残留へ「お願い」伝えた メジャーとの争奪戦は必至

 阪神・矢野燿大監督(52)が10日、今オフにメジャー流出の可能性があるロベルト・スアレス投手(30)に残留ラブコールを送ったことを明かした。2年連続セーブ王に輝いた守護神は矢野政権4年目もチームに不可欠な存在。残留を決断した昨年に続いて、指揮官の思いは届くか-。

 メジャー移籍の夢は十分に理解している。ただ、V奪回を目指す来季もスアレス抜きの戦いは想像できない。矢野監督は複雑な心境を抱えつつ、スアレスに直接熱いメッセージを送ったと明かした。

 「別れ際の気持ちとしてはしっかり伝えたつもりなんで。個人の夢や決断というのはある。それは尊重しないとダメ。そこは受け入れながら、でも『スアちゃん頼むぞ』ということだけは、お願いと言うと何だけど…」

 今オフもスアレスとの残留交渉はチームの最重要課題となっている。昨オフに2年契約を結び、2年目の選択権はスアレス側にある。シーズン中からメジャースカウトが投球をチェックしており、争奪戦は必至の情勢だ。

 一方で、指揮官のラブコールがスアレスの心を突き動かす可能性は十二分にある。1年前もシーズン終了後、いったん保留者名簿から外れて自由契約に。一度はメジャー流出を覚悟したが、日米複数球団による争奪戦の末、守護神は阪神残留を決断。決め手になったのは「一緒に日本一になろうよ」という指揮官の言葉だった。

 その言葉に応えるように、移籍2年目の今季も抜群の安定感を誇った。42セーブで2年連続のタイトルを獲得し、防御率1・16。矢野監督も「最後にスアちゃんがいてくれるっていうのはすごい安心」と絶大な信頼を寄せてきた。

 この日の夜にスアレスは帰国。シーズンを振り返り、「もちろん2位で終えたことは悔しいけれども、自分にとっても、チームにとっても良いシーズンだったと思うよ。ただ、前を向いて1位になるために来年はやっていくしかないね。タイガースファンのみなさん、いつも応援ありがとうございます。これからも、私のこともチームのことも応援よろしくお願いします。これからもチーム全員100%で頑張ります」と前向きなコメントを残して日本を離れた。

 矢野政権4年目もスアレスの存在は必要不可欠。「気持ちは伝えたので、あとはスアちゃんの決断を受け入れてやっていくだけかなと思ってます」と矢野監督。熱意が届くと信じて、朗報を待つ。

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