阪神・坂本、先制V犠飛 勝負どころ5戦連続スタメン「幸せをすごく感じる」

 3回、先制犠飛を放つ坂本 
 7回、左前打を放つ坂本
 伊藤将(左)と拳を合わせる坂本(撮影・山口登)
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 「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)

 27個目のアウトを確認し、右拳を力強く握った。奇跡の逆転優勝へ負けられない一戦。女房役の阪神・坂本誠志郎捕手が、全身全霊で投手陣を支えた。しぶとい打撃でもぎとった決勝点。伊藤将、スアレスと並んで上がった甲子園のお立ち台で、拍手喝采を浴びた。

 三回、無死三塁の好機で迎えた第1打席。「高めに来るのを待っていた」。狙い通り、九里が投じた高めの直球を振り抜いた。最低限の仕事を心がけてはじき返した打球は、中堅後方へ。三走・佐藤輝が悠々と生還する先制の犠飛となった。

 5試合連続の先発マスク。自らのバットで試合の主導権を握り、懸命のリードで赤ヘル打線を封じ込んだ。「本当に負けられない戦いが続いているので、投手のいい部分を引き出して」とイニング間には、伊藤将とベンチで会話するなど意見交換を絶やさず。息を合わせ、七回まで得点を許さなかった。

 託された正念場に生きがいを感じ、懸命に応えている。「優勝を争うところで試合に出られる喜びとか、幸せをすごく感じる」。何とかチームに勝利を-。その一心で1点のリードを守り抜き、七回には左前打で糸井の犠飛を導いた。

 まだ残されている優勝への可能性。19日からは首位・ヤクルトとの2連戦だ。坂本は自らの仕事に徹し目の前の戦いに全力を注ぐ。

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