阪神・青柳 来季は“貯金男”「ダメでも2桁勝てるよう」2000万円増で更改

 契約更改を終え笑顔で会見する青柳
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 阪神の青柳晃洋投手(27)が16日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万増の年俸5000万円でサインした。これまで5年間でシーズン勝ち越しはなく、通算でも25勝28敗と負け越している。ローテに定着して3年目となる来季は“貯金男”になる。(金柿は推定)

 今季は開幕から先発の軸として回り、7勝9敗、防御率3・36。2年連続の規定投球回到達は、球団からも高く評価されたという。しかし、向上心が強い右腕の胸中には、物足りなさも残った。

 「僕自身(これまで貯金を)作れていないので、目標にもなります」。昨季は9勝9敗。今季も前半戦は6勝3敗ながら、後半戦は勝ち星が伸びなかった。対して、目標とする西勇は19年が10勝8敗で、今季は11勝5敗。2年間で8個の貯金を生んでいる。

 今季の反省から、オフはフォームの改良や筋力アップに取り組み、長いイニングを投げられる土台を作り直す。「長いイニングを投げたら、勝ちがつく確率が増えるかなと思う。10勝を目指してダメだったら10勝に届かない。13勝目指して、ダメでも2桁勝てるように」。貯金生活の実現が“西勇超え”への第一歩となる。

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