武豊が阪神・藤浪の復活を祝福「もっと上を目指して」二人の共通点とは

 「ヤクルト4-7阪神」(21日、神宮球場)

 競馬界のレジェンドにとっても、待ちに待った復活星となった。JRAの武豊騎手(51)が21日、親交の深い藤浪の勝利を喜んだ。

 二人には10代から全国区での注目を集める存在となったという共通点がある。そして輝かしい実績を残してきた武豊も落馬負傷などで勝ち星が激減した時期があり、その低迷期を乗り越えて50歳を超えた今も一線級で戦い、9日には史上初のJRA通算4200勝に到達した。

 時には酒を酌み交わしながら、武豊が心構えなどのアドバイスを送ったこともある。そして藤浪は一昨年オフから、武豊が総合プロデュースするジムに通い、主に肩や股関節の可動域を広げるトレーニングを続けてきた。

 そんな関係だけに藤浪のことを常に気に掛けている。今季初登板となった7月23日の広島戦。逆転満弾を浴びたことには「残念だった。あのホームランは悔やまれる」と振り返ったものの、「でも、甲子園で投げている姿を見られて良かった」。コロナ騒動などを乗り越えて、再び聖地で躍動する姿がうれしかった。

 「ここ何年か苦しんでいたのは、僕も見てきたからね。これからも頑張ってほしい。まだ若いんだし“完全復活”というか“もっと上”を目指してやってほしい」

 今季初勝利も苦しんだ末に復帰5戦目でつかんだものだ。この1勝をきっかけにしてほしいからこそ、最後は「楽しみにしていますよ」と締めた。先輩アスリートとして、いち阪神ファンとして、大きな期待を込めたエールだった。

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