阪神サンズ、2軍戦で一塁スタメン 軽快守備でアピール

3回、打球を捕り素早く本塁へ送球するサンズ(撮影・神子素慎一)
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 「ウエスタン、阪神-オリックス」(24日、甲子園球場)

 阪神のジェリー・サンズ外野手(32)が「3番・一塁」でスタメン出場。一塁でのスタメンは来日後初となるが、守備でも打撃でも軽快な動きを見せている。

 三回1死満塁のピンチで西浦の一ゴロをさばき、素早く本塁へ送球。三塁走者をアウトにすると、すぐにベースへ戻り、捕手からの送球を受け取り併殺打を完成させた。ベンチからは大きな拍手とエアタッチで出迎えられた。

 二回にも4番・モヤの一ゴロを難なくさばきベースカバーにきた投手へトス。23日のウエスタン・リーグ開幕戦・オリックス戦(甲子園)でも左翼から一塁の守りに就き、危なげない動きを見せている。

 コンバートプランが浮上した背景には“バースの再来”と呼ばれる男の不調がある。1軍では一塁手・ボーアの打撃不振が続き、23日には開幕から16打席連続無安打。バースの15打席連続を抜いて、球団の新外国人選手の開幕無安打記録を更新した。

 1軍昇格には打撃でのアピールも必要不可欠だ。1打席目は鋭い当たりを飛ばし左前打。平田2軍監督が23日の試合後に「守備はもうレフト、ファーストでいいからさ。それよりもこっち(打撃)の方だよね」と話していた。それだけに、1打席目から快音を響かせたことに価値がある。上にあがるために。サンズが与えられた場所でアピールを続ける。

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