岩田 初の現状維持3800万円で更改 今季2年ぶり白星も
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阪神の岩田稔投手(36)が4日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の3800万円でサインした。(金額は推定)
「14年やってきて、初めての現状維持です」。交渉を終えた岩田は、ハッキリとした口調で答えた。今季は開幕を2軍で迎えたものの、4月18日のヤクルト戦(神宮)で2年ぶりの勝利を、4年ぶりの完投で達成した。
だが、7月28日の巨人戦で9失点、8月4日の広島戦で7失点KO。夏場以降に失速する形で2軍降格した。14試合の登板で3勝4敗、防御率4・52だった。
「今年、僕自身はいい感じに、調整もうまくいったと思うんですけど。夏場の2試合がすごく悔やまれるなというのはありますね」
来季はプロ15年目。先発投手ではソフトバンクから加入する、中田賢一に次ぐ年長者になる。「現状維持は衰退。このオフはいまの状態よりも、1ランク、2ランク上げられるように、しっかりやりたい。まだまだやります!!」と37歳シーズンの進化を誓った。