藤浪復活へ中継ぎプラン 平田2軍監督「まず短いイニングで」

 プロ7年目でキャリア初の1軍0勝に終わった阪神・藤浪晋太郎投手(25)を復活させるために、2軍スタッフが今秋の実戦で中継ぎ起用するプランを検討していることが1日、分かった。

 平田2軍監督は「まずは短いイニングで継続して投げられるようになっていかないと。極端だけど、全部真っすぐ(だけの登板)とかもあってもいいと思う」。今季ウエスタンでリーグワーストタイの7死球を与えた右腕に対して、長いイニングを投げるために、多くのことを考えさせるよりも、目の前の課題を一つずつつぶしていくことを優先させたい考えだ。

 藤浪は今後、2日の2軍練習試合・JR西日本戦、3日の同・大阪ガス戦のどちらかに中継ぎとして登板する見込みだ。帯同予定のみやざきフェニックス・リーグ(7日開幕)でも、同様の登板を続ける可能性が高い。

 平田2軍監督は「短いイニングを全力で投げていってもらって、その都度アイデアを考えていってもらえればと思う」。中継ぎを続けて復調の兆しが見えれば、イニングを伸ばすなど柔軟に対応していく方針だ。

 今季の1軍登板はわずか1試合。不完全燃焼に終わった右腕の復活を、全員で後押ししていく。

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