連勝で5カードぶり勝ち越し 岩田が65日ぶり2勝目
「交流戦、阪神6-2西武」(22日、甲子園球場)
阪神が逆転勝ちで、5カードぶりの勝ち越しを決めた。
2点を追う四回。三回まで無安打に抑え込まれてきた西武先発・本田から好機を作ったのは、猛虎のリードオフマンだった。近本がチーム初安打となる右前打をマークすると、相手バッテリーをかいくぐり、二盗、三盗…。今季18個目の盗塁を鮮やかに決め、グラウンドを駆け回った。
1死三塁で、昨日4安打の糸井を迎えると、絶好調男はこの日も健在だった。内角の変化球にうまく反応し、中前へポテン。うまく白球を運び、まずは反撃の1点を刻んだ。さらに大山が右翼線ギリギリへの二塁打で好機を拡大させた。
一打出れば逆転の場面で、5番・マルテ。その2球目だった。鋭いスイングで左前へとはじき返すと、二走・大山が逆転のホームへ一気に生還。「昨日チャンスの場面で打てなかったから、今日はいい場面で打ててよかった。ポジティブな結果になったね」。昨日28歳の誕生日を迎えた助っ人が、この日は好打で虎党を沸かせた。
五回には無死から高山、木浪の連打で1点を追加。続く六回にも4番・大山のタイムリーで加点。七回にも、糸原のタイムリーと着々とリードを広げた。
投げては先発・岩田稔投手が6回5安打2失点。大阪桐蔭の同級生・中村に2打席連続ソロを浴びたものの、4月18日以来、65日ぶりの2勝目を挙げた。岩田の交流戦での白星は15年6月以来、4年ぶりで、通算9勝目となった。