ガルシア降板 6回途中10安打5失点

 7回攻撃中、髪の毛を触る阪神・ガルシア=マツダスタジアム(撮影・北村雅宏)
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 「広島-阪神」(2日、マツダスタジアム)

 阪神の先発、オネルキ・ガルシア投手が6回途中10安打5失点(自責は2)で降板した。同一カード3連敗阻止を託された助っ人左腕は中盤まで好投を見せていたが、六回に突如乱れ、六回途中でマウンドを降りる不本意な形。7点の援護をもらったが、楽勝ムードに水を差す投球となってしまった。

 初回、2死から3番・バティスタに右翼への三塁打を浴びるが、続く鈴木を150キロ直球で中飛。立ち上がりを無失点で切り抜けたガルシアは、味方の大量リードにも後押しされるように、三回以降はスイスイと広島打線を料理。五回は1死満塁のピンチを招いたが、バティスタを初球のチェンジアップで遊ゴロ併殺に仕留めてピンチを脱した。

 2試合連続完封の可能性が高まってきた左腕だが、六回に落とし穴が待っていた。1死から連打と四球で満塁とされると、田中広に2点適時打を浴び、その後2死までこぎつけたものの1番・野間の内野安打で2点を追加された。さらにバティスタにも適時打を浴びてこの回5失点。一度火の付いた鯉打線を止められず、無念の六回途中降板。試合は一気にもつれる展開となった。

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