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マルテ初弾!2安打3打点 掛布SEA「対応力ある」ヤクルト007「実戦向き」

 1回、矢野監督(奥)の前で左越えに先制2ランを放つマルテ(撮影・田中太一)
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 「阪神紅白戦、紅組7-1白組」(11日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 阪神のジェフリー・マルテ内野手(27)=前エンゼルス=が11日、快音と共にベールを脱いだ。今キャンプ2度目の紅白戦に紅組の「5番・一塁」で初出場し、初打席で本塁打。2打席目には適時打も放ち、2打数2安打3打点。頭のよさを感じさせる新助っ人に他球団の偵察部隊は仰天し、背番号31の大先輩である掛布雅之SEA(63)も対応力の高さを称賛した。

 解き放たれた白球は、曇天に吸い込まれるように伸びていった。あいさつ代わりの一発。マルテが魅せる。初実戦初打席で初本塁打。初ものづくしの一日に「成功するために続けていきたい」と笑った。

 今か今かと待ち焦がれた新助っ人のデビュー戦。初回2死三塁で、来日初打席が巡ってきた。小野の内角直球を捉えると風を味方につけて左翼席まで運んだ。“第1号”に沸き立つスタンドが見える。歓声に耳を傾け、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 見守った掛布SEAも目を細めた。二回2死一、二塁の第2打席で、2球目の103キロのカーブをファウルにした場面。抜けた変化球に対応し、三塁線へと引っ張った。ファウルにはなったが瞬時に反応し、その後の中前打へつなげた過程を評価した。

 「狙っているボールではないけど、目で捉えて反応している。対応力があるね。抜け球に対して、振りにいけたのを評価したい」と昨年はロサリオが苦しんだ変化球への対応を称賛した。

 マルテの活躍に他球団の偵察部隊も警戒マークをつけた。ヤクルト・山口スコアラーは「ロサリオはパワーがあって怖いイメージだったが、(マルテは)より実戦向きな打者の感じがします」と説明。練習での“活躍”こそ乏しいが、実戦における伸びしろの大きさを示唆した。

 この日は朝から早出特打にも着手。打撃練習でも2連発で柵越えを見せるなど、状態は上向き。来日して2週間あまりだが、日本は大好きだという。覚えた日本語は「ガンバッテ」。いつも応援してくれるファンからの言葉は特別なようだ。

 3連休の最終日に、2つの快音を1万人のファンへプレゼントした。「ホームランを打ったからというのもあるけど、ファンの方たちが自分を迎えてくれた」。キャンプ11日目にして、猛虎の一員として受け入れられたことを実感した。湧き上がるのは感謝の気持ち。打席にゆっくりと向かうその背中。これからもファンの期待をマルテが背負う。

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