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守護神・球児 矢野新監督あり得る 来季の抑えはドリスと二択

 06年7月11日 広島戦で最後を締めた藤川(22)に笑顔で駆け寄る矢野
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 阪神の矢野燿大新監督(49)が19日、来季の抑えについて「白紙」とした。シーズン最終盤に藤川球児投手(38)と会話したことを明かした上で「決まっていない」と言及。昨季のセーブ王で、2年連続30セーブ以上を記録したラファエル・ドリス投手(30)との二択で、状態を見極めていく考えを明かした。JFKを支えたかつての正妻が、指揮官として新勝利の方程式を作る。

 家路に就く矢野新監督の表情は、疲れ切って笑みすらなかった。正午過ぎに姿を見せるとドラフト、外国人補強など編成会議に3時間。細部の打ち合わせも多々ある。金本監督の電撃辞任から、要請を受けて18日に就任会見。ここまで1週間だ。山積みの課題に煩雑な仕事。時間はない。

 目前の雑務に追われる中で、来季の戦いにも頭を巡らせる。前日18日、就任会見で掲げたのは、2003年型の打ち勝つ野球。ただ、奪った得点を守るには、やはり終盤の継投がカギを握る。新監督の口調に熱が帯びたのは、抑えに話題が移った時だ。かつてJFKを支えた正妻。勝利の方程式に思いは強い。

 03年は安藤、吉野らでつなぎ、ウィリアムスが抑えを務めた。05年は藤川、ウィリアムスで終盤をしのぎ、試合を締めたのは久保田。両年とも正捕手として勝利をつないだのが矢野新監督だ。「後ろはまだ決まってないからね」。最も重要になるポジションだ。藤川の再転向に「あり得る」とし持論を語った。

 「現状、ドリスももちろん候補や。でも、今年の球やったら球児でも“よし、いこう”となるのは、当たり前のことだと思うしね」

 藤川はシーズン最終戦後、来季の抑え再挑戦について語った。「自分のためじゃなく、チームのために一番働ける場所がどこなのか。どこを目指すべきか」。明確な言葉にこそしなかったが、口にしたのは絶対的な存在となる決意だ。図らずも新監督は今季終盤、右肘痛で2軍再調整となった藤川と、じっくり話す機会があったという。

 昨季は無敵を誇った岩崎、高橋聡、桑原、マテオ、ドリスの“60試合クインテット”が今季は崩壊。それぞれ成績を落とした。能見を先発から中継ぎに配置転換したが、救援防御率は昨季の2・64→同3・70と悪化。7敗のドリスは救援失敗が9度と多かった。来季の抑えはドリスか藤川か。カギを握る方程式の再整備。新生・矢野阪神に聖域はない。

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