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糸原インタビュー(2)目標「ケガしない」後半戦も全力宣言

 球宴へ向けて意気込みを語る糸原
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 阪神の糸原健斗内野手(25)が12日、デイリースポーツのインタビューに応じ、今季ここまでを振り返り、監督推薦で初出場となる球宴への思いを語った。1番に定着し、チームで唯一、全試合出場を続けている若虎を突き動かしているのは昨年、レギュラー奪取目前で試合中に右膝を負傷して長期離脱した悔しさ-。リハビリ期間も無駄にせず、野球のことだけを考えた苦しい日々が、今の糸原を支えていた。

  ◇  ◇

 -前半戦の数字を見ていると、大きなスランプがない。今季最低が・273で、あまり落ち込みがない。

 「あまり数字は意識しないようにしているんですけど、打てない時でも四球を一つ取るだったり、バントを決めるだったり。4の0を3の0にするっていうのは意識しています」

 -出塁率が4割を超えるところまできている。厳しいところで四球を選ぶシーンが印象深い。

 「2ストライクと簡単に追い込まれてもファウルで粘って、カウントを3-2に持っていくようなバッティングを心がけています。そういう選手だとも思うので、自分の良さだったり、相手に嫌がられることをするのが自分のプレースタイルだとも思うので。そういうのを心がけています」

 -追い込まれてからの打球はセンターから逆方向が多いという傾向も出ている。

 「追い込まれたら、逆方向に打っていってファウルになったり、ファウルで粘るようにしている。2ストライクと追い込まれたら、逆方向は意識しています」

 -左手の使い方がすごく独特。インパクト直後から左手の甲が必ず上を向いてる。

 「技術的なことはあれですけど…。左手は内側から出すようにはしています。ちょっとあんまり言えないです、技術面は(笑)」

 -左利きではない?左が強く感じる。

 「右利きですよ。でも握力とかは左の方が強いです」

 -握力以外で左手の方が強いと感じる部分はある?

 「バッティングの時も強いので、詰まっても押し込めるというのはあるかなと思います。強いから邪魔する時もあるんですけどね」

 -なるべく邪魔しないように、構えた際に左手を緩ませているのか?

 「それもありますね」

 -スイングが強い。体が小さくてもすごく振れるバッターというイメージがある。

 「振れるというか、自分のポイントで強く振れることは、高校くらいからずっと意識していたので。試合になったら、自分のポイントでなかなか打てない…崩されますし。その中で強く振らないと、というのは心がけています」

 -社会人に入ってすごく振れるバッターに変わったという印象を以前、スカウトから聞いたが。

 「大学に入って、すごい選手がいっぱいいた。自分はまだまだだと思っていたので、常に練習して。自分のポイントで強く振ることだけはずっと心がけていました」

 -体格的に小技を求められるタイプかもしれないが、強く振れることでプロから指名がかかったと聞いている。

 「小技もできないといけないので(笑)。今は若いカウントだったら思い切り振るんですけど、2ストライクと追い込まれたらファウルとかでカウント整えることを意識していますね。カウント球はどんどん振ろうと思っていますけど」

 -打つポイントがだいぶ体に近い。

 「近い方だと思います」

 -カットボール、スライダーを今年はすごく打てているのもポイントが近いのが要因?

 「近づけているので、自分にとっては。前で打ったら泳がされて、ゴロの凡打が増えると思う。その点では変化球を引きつけてしっかり打てているのかなと思います。もちろんケースに応じては前で狙いにいったりもする。一、二塁間を抜いたりしようとは思っているんですけど」

 -広島戦で放った今季1号はそのイメージだったように感じる。

 「ランナー一塁だったので。ジャクソンで球は速いし、引っ張ろうと思って。カットかスライダーがうまくひっかかった。たまたまのホームランです」

 -その体に近いポイントを見つけた理由はどういったところにある?

 「社会人の時は一発勝負なので。何回も何回もチャンスがないので、簡単に三振することはできない。1打席の中でカウントを整えて、四球をとったりすることが、すごくいい仕事になってくるので。そういうのは社会人の時にできてきたのかなと思います」

 -やっぱり日頃からトーナメント形式でやっていると全然違う?

 「全然違います。1年間そのためにやってきているので。負けたら終わりなので。あっさり簡単に凡打していたら、次、頑張ろうっていうわけにはいかないので。社会人で2年間、経験できたことは大きかったですね」

 -それが今の活躍のベースとなっている?

 「高校も大学も社会人も経験して、全部いろいろな経験をしてきて、それで即戦力ということだと思っていましたので」

 -今年は守備がうまくなった。一歩目の反応がすごくいい印象。

 「去年が下手くそだったので(笑)。去年はガチガチで守っていたんですけど、今年は力抜くことだけを意識しています。ガチガチで全然動かなかったので。大学、社会人はほぼ三塁で去年がプロに入って初めてショートをやったので。ガチガチにもなりますよね(笑)。今は力抜くことをですね」

 -練習での動きを見ていると、楽しそうにも見える。

 「まじですか?必死ですよ。守備は必死です」

 -以前、開星時代の恩師でもある野々村監督が「魂でプレーする選手」と評していた。

 「そういう教えを受けてきたので。気持ちでプレーしようとは意識はしてないんですけど。執念なので。スローガンです。テーマに沿ってやらないと、怒られちゃいます」

 -後半戦での一番の目標は?

 「とにかくケガをしないことですね」

 -ずっと1番を打ち続けたい?

 「そこは監督が決めることなので、打順とかポジションは。任されたところで自分の役割を果たすことだけを考えてやっています」

 -ここまでの蓄積疲労はない?

 「きつくないって言ったらうそですけど。でも試合に出られないと意味ないので。全試合に出たいです。体のケアもトレーナーさんにお願いしたり、自分でセルフケアしつつ、ウエートで体を強くして、とにかくケガをしないようにと思っています」

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