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ナバーロ、鮮烈打ァ いきなり!来日初打席初タイムリー 新助っ人に光明

 「ヤクルト10-9阪神」(29日、神宮球場)

 今後に大きな期待を抱かせる打撃だった。この日昇格した阪神の新外国人、エフレン・ナバーロ内野手(32)=前カブス傘下3A=が来日初打席で初タイムリーを放った。8-10の九回1死三塁、代打で登場すると右翼右へ運び1点差に迫った。連勝は3で止まったが、頼みの助っ人が最後に輝いた。反攻はここからや!

 チームメートがベンチから身を乗り出し、大きな拍手を送った。三塁側の虎党が総立ちとなって、ナバーロを出迎えた。来日初安打が土壇場の九回、ヤクルトの守護神・石山から放った1点差に迫る適時打。07年のMLBドラフトで全体1450番目の指名から生存競争に食らいついてきた雑草魂が、異国の地でも輝いた。

 2点を追う九回1死三塁、投手の能見に打順が回ってきたところで代打・ナバーロがコールされた。「スコアラーさんからいい情報を教えてもらっていたので。もちろんフォークのことも聞いていた」と追い込まれながらも、低めの変化球を見極め、コーナーギリギリの直球はカットして粘りを見せた。

 カウント2-2からの7球目、真ん中低めのフォークをきれいに拾うと、右翼右への鋭い打球となった。三塁走者の鳥谷が生還し、1点差に迫るタイムリー。プレッシャーのかかる場面で初打席を迎えたにもかかわらず、自らの役割を最高の結果で全うした助っ人は「日本での打席は初めてだったけど、ファンの方の雰囲気がすごかった。エネルギーをもらえた。こんな経験は初めて」と興奮を隠せない。

 1軍に合流して初日、チームメートのハートをガッチリとつかむシーンがあった。試合前練習後、ベンチ裏に戻ったナバーロは「オツカレサマデシタ!!」と覚え立ての日本語を叫んだ。試合への準備を進めていた糸井らスタメン予定の選手が一様に笑みを浮かべ、思わず雰囲気が和んだ。

 何とか新天地に順応しようとする姿勢-。中堅の伊藤隼からは「動きの流れとか分からないことも多いだろうから、何でも聞いて」とバックアップを約束された。日本で活躍する外国人が持ち合わせなければならない環境への適応力。それをナバーロは確実に兼ね備えている。

 「少しずつ、徐々に徐々にね」と言った助っ人。激闘の末、惜しくもチームは敗れた。ただ土壇場の来日初安打はファンに大きな期待を抱かせ、首脳陣の信頼を引き寄せた。その事実は決して、色あせない。

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