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金本監督、星野氏に「優勝させてください」 遺影に5秒間黙礼、心の中で叫んだ

 阪神の金本知憲監督(49)が19日、東京都内で行われた「星野仙一氏お別れの会」に出席した。献花台の前で5秒間、恩師の在りし日の写真に黙礼した指揮官は「本当に優勝させてくださいというのを心の中で叫んでいました」とコメント。自身が胴上げされる姿を心待ちにしてくれた恩師を喜ばせるためにも、まずは巨人との開幕カードで勝ち越す覚悟を明かした。

 在りし日の姿が金本監督の脳裏によみがえってきた。人生の分岐点で道筋を決めてくれた熱い言葉、そしてベンチで選手を叱咤(しった)激励する姿-。星野氏の遺影の前で5秒間、黙礼した鉄人は「本当に優勝させてくださいというのを、それを心の中で叫んでいました」と明かした。

 「非常に懐かしいというか…懐かしくてさみしい思いがありますね」と語るほど、金本監督にとっては大きい存在だった星野氏。「何度も言いますけど、星野さんが呼んでくれなかったら、他の誰が監督をしていてもタイガースのユニホームを着ることは実現しなかった」と言い切った。

 15年オフに監督のオファーを受けた際も背中を押してくれた。昨年、一昨年とチームが苦しい時期には電話やメールで励まされた。昨年12月の殿堂入りを祝うパーティーでは「あと2年でタイガースは必ず優勝する。ファンのみなさん、どうか2年、待ってください」と壇上からファンに要望。自身が胴上げされる日を、恩師は誰よりも待ち望んでくれたからこそ、教え子はこう力を込める。

 「星野さんに喜んでもらうためにも勝ちたいと思いますし、セ・リーグで阪神が優勝することが星野さんが望んでいることだと思います」。さらに「負けている時も心を折らず、勝っている時も調子に乗らず、優勝だけを見て戦っていきたい」とペナントレースに臨む覚悟を明かした。

 金本監督は「お別れの会」終了後、横浜市内で行われた「セ・リーグファンミーティング」に参加した。巨人との開幕戦では、日本球界のエースとも言える菅野が立ちはだかる。「簡単には打てないと思うんですけど、何とか開幕戦で打ち崩してはずみをつけたい」と言い、「東京ドームなんでね。ホームランも甲子園よりは出やすいですし、菅野を打つには左バッターがポイントになるかなと。福留や糸井あたりが一発、放り込んでくれたら面白いと思います」と攻略のイメージを膨らませている。

 生前、星野氏は巨人戦を「ビタミン剤」と称していた。虎にとって宿敵だからこそ、勝てば勢いがつく。「まず勝ち越しを考えて」と言った金本監督。星野さんのためにも-。必ずチャンピオンフラッグを聖地に掲げる。

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