秋山7失点も余裕あり 竜打線の反応見るためあえて「極端に」投球

 「オープン戦、中日8-0阪神」(18日、ナゴヤドーム)

 降板後も最後まで、ベンチから中日打線に目を向けていた。シーズンを見据えた試合に臨んだ阪神・秋山。6回を10安打7失点(自責点6)と先発としての役割を果たせなかったが、悲愴(ひそう)感はない。開幕を前に課題を全て吐き出した形だ。

 「前回はうまく抑えていますし、見せ過ぎるのもどうかと思った中で極端にいった。そこを中日打線が狙い打ちしてきた感じがあり、今までと違う対応をしてきた。そこは今後に生きると思う」

 10日の甲子園での同戦は5回無失点と好投したが、一変した。初回に先制を許すと、二回には無死一塁で藤井を投ゴロに打ち取りながら、ボールを握り直してから送球したため、1-6-3の併殺を完成できず。その後、2死一、三塁のピンチを招くと大島に右翼席へ3ランを被弾した。

 内外と厳しいコースに投げ分けたが、ボールが高めに浮いた。竜打線にはそれを逃すことなく痛打された。結果、2桁安打を浴びて計7失点した。

 前日17日に登板した岩貞も制球に苦しみ、6回5失点。香田投手コーチは「皆、土の軟らかさなどでボールが高めにいってしまうといっていたが、条件は向こうも一緒。そういう情報を含めて皆で共用したい」と修正を促した。

 次は中6日で25日のオリックス戦(京セラドーム)に登板予定。チームのオープン戦最終戦で、秋山にとっても実戦における最終調整のマウンドとなる。課題と収穫を手にした今回の登板を糧とし、万全の状態に整えていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス