メッセンジャー、離脱後初ブルペン54球 10・5、6中日戦に登板へ

 右足腓骨(ひこつ)骨折からの復活を期す阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)は21日、鳴尾浜で離脱後初のブルペン投球を再開させた。屋外でのウオーキングやジョギングも行い、順調にリハビリを続けている助っ人右腕。台風のため日程がずれ込んだ10月5、6日の今季最終戦での復帰を視野にさらに歩みを進めていく。

 離脱後初のブルペンだった。大きな声で、自らに言い聞かせるように叫んだ。「イイネ~!!」。投げ終わった後のメッセンジャーは滴る汗をぬぐうことなく、日本語で高らかに言い放つ。その表情は喜びに満ちていた。

 42日ぶりにタテジマの正装に袖を通し「久しぶりにユニホーム着て、ピッチングができたので、気分はうれしい」。誇らしげに、そしてうれしそうに振り返った。

 この日はウオーキングや軽めのジョギング、キャッチボールを行うと、真っすぐブルペンへ。捕手を立たせて10球、座らせては44球を投じ、その感覚を確かめていった。直球に加えて、変化球も織り交ぜながらの54球。そこには充実の笑顔があった。

 対8月10日の巨人戦で阿部の打球が直撃し、負傷降板した。その後、下された診断は「右足の腓骨骨折」。今季絶望かと思われたが、メッセンジャーは諦めていなかった。一時帰国して手術を受けるなど、早期復活への道を探った。

 リハビリ初日に語った「投げることが仕事」という決意の言葉。強い気持ちは、右腕そのものを強くさせる。9日には固定ギプスを外し、キャッチボール再開へ。20日に病院で診察を受け、傾斜を使っての投球にGOサインが出るまでに回復した。

 台風18号さえも、追い風となりそうだ。当初のチームの今季最終戦は10月1日。CS復帰へ「無理してでも(10月1日に投げよう)、と思っていた」が、16、17日の中日戦が台風の影響で順延になり、その2試合が10月5、6日に振り替えられた。「(順延で日程が延びたことは)大きいですし、プラスだと思っています」。急仕上げでCS前の最後の登板になるところが、余裕を持って仕上げることができる。

 「ピッチングの質も上げていって、とにかくいいピッチングができるように、日々頑張るだけです」。大黒柱としての自覚は揺るがない。自らの“職場”に、今季中に戻ってみせる。どこまでもチームのために、だ。

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