糸原!梅野!幻だけど下位打線で3点 阪神打線に好転気配…金本監督「大きい」

 2回、適時二塁打を放つ糸原。投手・薮田(撮影・飯室逸平)
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 「広島(雨天中止)阪神」(24日、マツダスタジアム)

 記録には残らないゲームでも、2人の存在感は際立っていた。広島ベンチの脳裏に焼き付ける3打点。阪神の7番に座った糸原健斗内野手(24)、8番の阪神・梅野隆太郎捕手(26)がチームの全得点をたたき出した。金本監督は「下位打線で点を取れたのは大きい」と目を細める。

 二回、2死から鳥谷が左前打で出塁すると、続く糸原が甘いカットボールをきれいにはじき返し、右中間を真っ二つに破った。適時二塁打で貴重な先制点を生み出すと、「昨日、悔しい思いをしたのでやり返そうという気持ちで試合に臨んだ」と梅野も左中間への適時二塁打で続いた。

 試合をひっくり返された直後の四回には、無死満塁から再び梅野が右翼へ犠牲フライを打ち上げて同点。「結果を出せたことはよかったと思う。そういう(やり返す)気持ちを忘れずに、明日もやりたい」と力を込めた司令塔。糸原も「いい形で打てたので、明日もしっかり頑張ります」と次戦へ気持ちを切り替えた。

 下位打線の奮闘-。チームが勢いに乗る時、必ず8番に座る梅野のバットから結果が出ていた。片岡打撃コーチは「今の打順の並びは、8番が打てばビッグイニングになる。それくらい梅野の存在がカギになる」と語っていた。

 次打者が9番・投手ということもあり、梅野が決められるか、そして梅野が起点となれるかで得点力が左右される猛虎打線。リーグ戦再開後の2日間を見れば、キーマンが新たな勢いを生み出す気配は確かに、漂っている。

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