小野、粘り腰4回2失点 開幕ローテ“最終テスト”で踏ん張った

 「オープン戦、阪神5-3オリックス」(14日、京セラドーム大阪)

 満点投球とはいかなかった。そんな中でも見せた確かな可能性。阪神のドラフト2位・小野(富士大)が先発で“プロ初勝利”。開幕ローテ入りへ「最終テスト」と位置づけられたマウンドで踏ん張った。

 いきなりピンチを迎えた。初回無死一、二塁から迎えるオリックスのクリーンアップ。だが、好きにはさせない。3番・吉田正をフルカウントから高めに投じた147キロの直球で空振り三振に。続くロメロと中島を共に右飛に封じた。

 ただ制球に苦しみ自らを追い込む場面もあった。三回1死一塁から安達へ投じた変化球が2球続けてコースから大きく外れ、カウントを取りにいった144キロ直球を右前に運ばれる。続く吉田正を高めの直球で空振り三振に打ち取り2死一、三塁とするも、ロメロに中前適時打を浴びた。4回を6安打2失点。対戦打者19人のうち14人に対する初球がボール球だった。

 反省の残る内容も金本監督の期待は揺るがない。「今までよりはシュート回転のボールは減った。高めのボールを振らせているし」と評価。今後の起用法も「基本的には先発で」と説明した。

 その指揮官の思いに応えたい小野。「1軍で投げるのが前提。自分のピッチングができる中でローテに入っていけたら」。課題に向き合いローテ入りを実現させる。

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