小窪、左へ!右へ3安打 “左キラー”が三塁に名乗り
「オープン戦、楽天2-9広島」(14日、明石トーカロ球場)
左キラーぶりを存分に発揮した。大勝に光る広島・小窪哲也内野手(31)の3安打。レギュラー奪取へ自らの存在価値を示した。選手会長のバットコントロールは健在だ。辛島から三回に左前打すると四回は右前へ。さらに六回は2番手・西宮から中前打。両左腕を切り崩し、上位打線へつないだ。
「追い込まれながら打てたし、調子は決して悪くない」と小窪。菊池、田中らのWBC組が不在の中で、「勝負はもう始まっている。継続していくことが大事」と力を込める。
キャンプから安部とペーニャが三塁争いを続けてきたが、「対左投手」に関しては決め手を欠いていた。二塁で先発したこの日は六回から三塁へ。“左殺し”が内野競争をさらに熱くさせる。