「阪神春季キャンプ」（１７日、宜野座）

　阪神ドラフト１位の大山悠輔内野手（２２）＝白鴎大＝がフリー打撃で投手を務めた藤川から安打性の当たりを４本放った。「今まで打ったことないボールだった」と振り返り、「（経験を）無駄にせずやりたい」と今後の糧にすることを誓った。

　初球から積極的にスイングすると、鋭いゴロを中前へ。さらに２球目にも二遊間を破る強烈な当たりを放った。差し込まれる場面もあったが、９スイング中“４安打”。必死に食らいついた。

　「もっと確実性を上げていかないと」と大山。調整期間中の球とはいえ、ベテラン右腕が投げ込んだ１６球を必ず生かす。「勉強になった」と満足感を漂わせたルーキー。さらなる技術向上に努める。