鳥谷「ちょいワル」球宴グラブで魅せる

 「オールスター・第1戦、全セ-全パ」(17日、東京ド)

 6度目の祭典は「ちょいワル」で魅せる!阪神・鳥谷敬内野手(34)のオールスター用グラブが完成した。鳥谷のグラブを手掛ける久保田運動具店(スラッガー社)が16日に公表した球宴モデルは、黒メタリックをベースに赤のステッチが施された渋い色合い。お祭り仕様は毎年ド派手が定番だったが、今年は渋い!

 ブラックメタリックベースにレッドステッチ…。完成したオールスター用グラブを見た鳥谷のファーストリアクションは「渋いですね!」だった。

 ファン投票で4年連続6度目の祭典出場が決まると、04年の入団以来、鳥谷のグラブを担当してきた久保田運動具店の和田卓也氏(37)は思案した。

 「毎年派手なものをつくっていたので今年は変えようかな、と。鳥谷選手も34歳ですし、ちょっと大人の雰囲気というか、渋さを追求してみました。出場選手は皆さん派手なグラブでしょうから、逆に渋く。イメージは“ちょいワル”です」

 遊撃手で12球団最多の31万3873票を獲得した。過去5度もすべてファン投票による選出。鳥谷本人は「本塁打とか派手なプレーをするタイプではないので、いつも通りのプレーをしたい」と自然体だが、和田氏は支持するファンの目線も重視し「鳥谷選手と普段接していて、彼のイメージを膨らませたんです。普通の黒じゃ面白くないですし、鳥谷選手らしさを色合いに出しました」と、渋くレアなカラーリングについて説明。捕球面とラベルは「普通の黒」だから、なおさらメタリックが際立つ、オンリーワンに仕上がった。

 東京ドームでの第1戦は「2番・遊撃」で先発出場する。パの注目は「大谷くん」(鳥谷)だ。昨年の球宴では怪腕の160キロを左前へ運び「いい思い出になった」と話した。今年の交流戦では無安打に封じられただけに「あまり対戦する機会もない」と再戦を心待ちにする。

 過去、球宴で獲得した賞は05年の「新人賞」のみ。大谷撃ち!で初のMVPとなればファン待望だが、華麗なグラブさばきで「お祭り男」襲名も悪くない。

 過去3度のゴールデングラブ受賞者が今季は既に6失策。右脇腹の故障や死球による背中痛が名手に影を落とす。チーム関係者によれば患部は「軽度ではない」というが、それでも全セの遊撃手は全力で舞う。「ちょいワル」グラブを相棒に!

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