和田監督、今季のカギは六、七回の継投
阪神・和田豊監督(51)は26日、今季のポイントの1つとして継投策の成否を挙げた。
今季は守護神として新外国人・呉昇桓を獲得。セットアッパーを福原が務める盤石の布陣。だが、先発をにらんでの調整を続けた安藤がオープン戦で不調。さらに加藤に続く左の中継ぎも確立されず、左腕1枚で開幕へ臨むこととなった。
「呉昇桓までどうつなぐか。先発が七回まで投げてくれれば問題ないが、早く降りたときに六、七回をどうつなぐかをうまくやりたい」。鶴は中継ぎで実績もあるが、二神、金田は未知数といえる。
スタンリッジらが抜けた先発陣も、5番手以降に岩田、秋山が入ったが強固とはいえず、開幕から能見、メッセンジャーの中5日登板が濃厚な状態。中継ぎのできが、勝敗に直結するのは疑いない。
和田監督は「相手や状況によっても、起用法は変わってくる」と話す。難しい判断が求められる継投策が、今季のチームの浮沈を握りそうだ。