関本、大幅ダウンで「レギュラー獲る」

 阪神・関本賢太郎内野手(35)が3日、西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、7500万円から1800万ダウンの年俸5700万円でサインした。生え抜き最年長野手となる中、改めてレギュラー取りへの強い意欲を示した。

 「レギュラーを目指すという、そういう時代の燃える気持ちとか熱い気持ちというのも芽生えてきたので、もう一回レギュラーに挑戦してみたいなと思ってます」

 大幅ダウンにも、気持ちは前向きだ。「今年は仕事をしてませんので、下がることは十分に想定してました」。今季の出場試合数は56。代打や守備固めなど、課せられていた役割はチームに欠かせないもの。だからこそ懸命に取り組んだ。でも…。

 「何とかチームの足りないところを補うというか、何かしらチームに貢献したい思いでいろいろなところをやってきたけど、そういうのだけでもいけないのかな…というのを思い出した」と関本。任されてきた仕事の重要性を分かった上で、もう一度「野性」を解き放つ。

 選手会長を託した上本を後ろで支えつつ、心機一転のスタートを切る。「若い気持ちに戻りたいなと」。どん欲にレギュラーのイスを狙いにいく。

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