代打・関本 大逆転呼ぶ岩瀬撃ち!

 「中日1‐4阪神」(24日、ナゴド)

 逆転勝ちで和田阪神が3連勝を飾った。九回、打線に火を付けたのは、代打の関本賢太郎内野手(34)。1点ビハインドの1死一塁で中日・岩瀬から逆転の足掛かりとなる右中間二塁打を放った。今季ナゴヤドームで5打数4安打、打率・800と驚異の数字を残す選手会長が、まだまだペナントレースを終わらせない。

 好物は、ナゴヤ。抜群の相性通り、関本が突破口を開いた。最終回に待っていたドラマチック劇場。岩瀬を砕いた一挙4点の猛攻は、選手会長の一振りが起点になった。

 1点ビハインドの九回。先頭福留が四球を選んだ。逆転の機運が高まる。しかし、続く新井良がバットを折られ、二ゴロに倒れた。1死一塁。ボルテージは沈みかけたが、右の代打の切り札がバトンをつないだ。2球目の内寄り速球を逆方向へ打ち返すと、打球が右中間を破った。流れは、虎。直後、浅井の打球が相手失策を誘ったのも、ドラマの筋書き通り。西岡の決勝打で代走坂が生還すると、殊勲の選手会長はベンチで拳を握った。

 「まっすぐが速そうやったから、それに振りまけんようにいったよ。岩瀬さん?イメージ通り、いいボールやった。明日も試合があるから、あんまりしゃべられへんけど…。負けられへんから」。今年39歳を迎え、なおセーブ王を争う左腕が相手。往年の力は影を潜めるが、衰えない軌道、そして顔…。真骨頂の右打ちで守護神に打ち勝った価値は、大きい。「セキが長打でつないでくれたことが大きかった。チームが、よし!いけるぞ!という雰囲気になったからね」。前夜、判定に対する抗議で退場、ベンチ外を余儀なくされた和田監督が劇的な勝利について問われ、真っ先に選手会長をねぎらった。

 ヒーローになった西岡は奈良育ち。同郷の後輩だ。関本は肩書を超え、オフに歓迎会を率先。キャンプ中はOBとの橋渡し役も買って出た。沖縄で新井とともに金本知憲氏との食事会を開き、西岡を招待。会で「二人とも奈良?」と問われると、「剛は大阪の高校(大阪桐蔭)ですけど、僕は東大寺学園ですから」と、涼しい顔で奈良県一の進学校に学歴を“詐称”。滑らないトークで、初対面の二人を和ませた。

 07年以来2度目の4連勝を飾った、かつての鬼門ナゴヤは関本にとって恵方。この日の一撃で今季5打数4安打。最近5年でも打率・343とお得意さまにしている。劣勢の中、巨人追撃の火を消さなかった。「いい意味で開き直れているかな。チームもひとつになっているしね。全部勝たなあかんつもりでやってるよ。そういう意味ではデカいね」。首位巨人の独走に待ったをかける道半ば。関本がビクトリーロードの先頭に立つ。

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