相手チームも球場も関係ない。阪神のドラフト１位・藤浪晋太郎投手（１８）＝大阪桐蔭＝が２７日、甲子園で調整。初登板する３月２日のオリックス戦（安芸）で、あくまで自身の投球に徹する考えを明かした。

　これまで安芸市営球場での試合経験はなくマウンドに立つのも初めて。「気にしつつも、ピッチングに影響しないように対応したいと思います」と黄金ルーキーの表情に不安の色はない。

　現時点ではオリックス打線のデータも入手していないという。大阪桐蔭時代は「ビデオを見てバッターの得意、不得意とかどういうフォームで打っているか」など西谷監督が用意したデータを頭に入れて試合に臨んだ。

　だが今回は「そういう流れが全然分からない」と明かした上で「メンバーも分からないですし、相手よりも自分のプレーをしっかりやろうと思います」とまずは自身の投球に集中する考え。

　一方、和田監督は藤浪の初登板に関して「一発目だから何も求めない」と内容、結果よりもマウンド上のルーキーの姿をじっくり見守る方針だ。大注目の一戦はいよいよ明日に迫った。